2012年6月12日火曜日

わたしという人間

不安とか焦燥とか

 わたしのことをちょっとだけ書こう。



  つねに私の中を支配し続けているもの。
 それは「不安感、焦燥感」と呼ばれるものである。 これは、何が心配?ということもなく、10代の半ばごろから私の中に生じていた感覚である。 何かに急き立てられるような感覚。しかし、それが何かを考えていくと、これと言った理由を見つけられずに終わるのである。 「何か」に急き立てられる感覚があっても、では「何に」せき立てられているのか、その「何か」が何なのかわからない。 同時に、不安に襲われる。 何が不安かわからないが不安なのだ。 言葉で上手く言えないが、それでも当てはめてみると「不安感、焦燥感」である。

 実際は何でもない(原因というべきものが見つからない)のに、その奇妙で嫌な感覚に襲われるようになって、長年内心悶え苦しむことになろうとは当時は考えもしなかった。 他人から見る私の外見は、苦痛の中に沈んでいるとは誰も気づかなかっただろう。しかし、私の心の中は訳の分からぬ不安と焦燥におののいていた。
いつも外側の仮面=笑顔ごまかしながら生きてきたから。
若いうちにはそのことにどうにか耐えられるのだが、加齢と共に耐えられなくなってしまった。 異常なのかというと別に異常ではない。病気ではないだろう。いやわからぬ。
 
 あるとき、なんだかすべてが嫌になってしまった。嫌になったという言葉は適切ではないかもしれない。どうでもよくなってしまった。俺の知ったことかよ。
そうしたら、なんだか、少し楽になった。そのなれの果てが今の自分である。
さながら空蝉のごとし。

 こうして、勤務から離れ(要するに退職して)、訳あって離婚もして、望み通り自分一人になって理想的な展開になっている。

 心の中は、以前のような暗雲に覆われた状況からは脱している。このブログのタイトル通りさ。『晴れ時々くもり』ってところだ。それでも、やはり心はいつも漠然とした不安と焦燥という奇妙な雲に彩られている。

 フィリピンに行ってみた。理由は以前書いたが一度見てみたかったからだ。
冬の寒い(日本では寒波が来ていた)日にマニラに飛び立った。
マニラの国際空港で飛行機から通路に出たとたんに猛烈な暑さだ。流れ作業で最後に税関を通って外に出たら、別世界がそこにあった。自分の中から何かが飛び出していった気がした。誰も知らない土地。解き放たれた気分になった。

 誰も「何か」もここまで追いかけては来ない!

 自由になった。。。

(^v^)/



 





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