2012年6月30日土曜日

日本も動乱時代に突入か(2)

政権にノー!
 

 オザワンと輿石氏との会談は月曜日にずれ込んだ。 この二人が会談している内容は、
「オザワン先生、なんとかご理解を」
「いや、ダメダメ消費然法案を撤回しなきゃダメ」
 という単純な会談などしているわけがない。

現段階では、オザワン発言を聞いて野田が上から目線でものを言える状況ではないのだ。

「内閣不信任案を突き付けるぞ!」
まちがいなくオザワンは輿石氏に言ったはずだ。

「ねぇねぇ、オザワンは何って言ったの?どうするつもり?なんとかしてよ。」
と、野田は内心びくびくしながら輿石氏に伺いをたてていることだろう。
そこで輿石氏。彼はもともとオザワンに近い人物なのだからもちろんわかっている。
自分の役割もわかっているだろう。

 輿石氏はオザワンの新党設立で民主党を辞任するかもしれない。自身の年齢と今後も考えた時に、おそらくそういう考えは当然脳裏にあるだろう。


 さて、原発再稼働は野田が強引にことを進めた。 しかしこの男の言うことは無茶苦茶なのだ。二枚舌どころか、論理に一貫性がない。 「総理の私が判断した」というが、それには当然責任がついているはずだが、「責任はない」旨の発言をしている。 普通ならば、東電を始め初動における指示混乱と被害責任をとって腹を切るベキ人物なのだ。

 ところが、「東電も閣僚にも責任はない」と閣議決定したというではないか! 
もう空いた口が塞がらない。
 それから、「東京電力福島第1原発事故後、初となる国の原子力総合防災訓練について、計画作りを指示された原子力安全基盤機構が「最悪ケースの想定は避ける」として、福島事故で起きた炉心溶融(メルトダウン)を除外するなどの方針をまとめていたことが30日、分かった。共同通信が情報公開請求で計画案を入手した。」 という驚くべき記事が載った。

 あのねぇ、あの大震災と津波の被害の責任を「想定外」で逃げたのは誰だよ。 今なお、政府も東電も認めないけれども、多くの日本人が関係者の証言で「炉心溶融」してしまっていることを知っており、水が無くなれば大爆発ということも知っている。
それでも「最悪のケース想定は避ける」のかい?原発に想定外など存在しないという事を全く生かしていない。 次に災害が起きた時にも「想定外」で逃げる気かい! 

 誰も、何も責任を取らない。 今後も想定外の災害としておく。
なぜならば、原則的にあり得ないことになっているから。バカじゃないか?
で、原発は危険だけれども再稼働させる。安全対策は取られていない。 それを国民が知った。
 「再稼働?冗談じゃない!」と怒りが爆発し始めた。初めは少ない人数のデモだった。それが増えはじめ、15,000人、次に45,000人、そして金曜日には150,000人以上(200,000人とも言われる)のデモ行進が行なわれた。このまま行けばやがて50万人、いや100万人規模になるだろう。

 消費税も、、、 

 消費税法案を急ぐ背景は、官僚と経団連の圧力。そして誰が喜ぶか、官僚と経団連(に所属する会社)。 最後に実は一番喜ぶのは、株主になっている外国金融機関。それを所有しているのは誰か? で、分かるよね。 

 さて、消費税は企業の売上から仕入れの消費税を引く。
企業の売り上げは国内売上と輸出売上とに分かれる。 このうちの、輸出売上の消費税は差し引きされない計算になっており、還付される。
だから、消費税がアップすると、輸出企業に税金が還付されることになる。
株主の利益配当につながる。 だから、国民のことを考えて消費税をアップさせようとしているんじゃないってこと。
 むしろ、国民の生活が疲弊していくことを望んでいるんだ。
 そのために働くのが野田たちの仕事。経団連や官僚も用事がなくなれば不用物となる。
 誰が最後に笑いますか? 

 そういう遠大なシナリオの通過点にいて、それを進める側と、それを止めようとする側が、せめぎ合っているのが、今。




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