2012年6月15日金曜日

コンドミニアム予約編(離婚者注意)

コンドミニアム予約編  


 フィリピンでコンドミニアムを購入する時には、販売社によって書類関係に差があるかもしれないが、全体の流れとしては概ね次のようになる。

①「予約申込書」→②「予約金支払い」→③「支払い」

 今回は①の「予約申込書」と必要書類関連を少し書こう。
購入申込者についての情報を書く書類がある。これは購入者が一体どんな人物なのかを知るためである。ましてや外国人に販売するのだから、相手としては当然の手続きである。 
面白いのは、「車は何年式の何に乗っているか」まで書くようになっている点だ。
預金している銀行の支店、口座番号まで書く。 自宅の面積等ももちろん必要。 
これらは自分で固定資産税の評価表などを見て書けばいいし、自分でわかる範囲で書いてもよい。

「予約申込書」と同時に「顧客情報書」という書類がある。会社によって違いがあるだろうが「顧客情報カード」だと思えばよい。

そこには住所、氏名、電話番号はもちろん家族構成も書く。
勤続者は勤務先の名前、住所電話番号、年収なども記入する。無職者は空欄で良い。
年金受給者であれば年金番号を書く。
運転免許証とパスポートのコピー。
 これらの書類は初期段階で必要なので一番早い処理としては、現地を視察して購入意志が固まったら、そのときに予約金(だいたい20,000PHP)を支払う。と同時に書類を記入して提出する。
 また日本にいる場合は相手からメールで添付してもらい、それを印刷して記入し、コピースキャンして相手にまずメールで送り、原本を郵便局のEMSを使って送付する。
注意点としては、宅急便は「親書」は扱わないので郵送する場合はEMSを使う。
私の経験では、EMSを使うと、到着場所がメトロマニラ内であれば、送付した日の翌日から概ね4営業日目に相手に到着している。日本から「予約金」を支払う場合は、日本国内のような電信振込ができないので「海外送金」を使う。「海外送金」については後日書く。



さて、離婚経験者にとっては次が大事なところだ。
 フィリピンという国はカトリックという宗教的な側面もあるからだろうが、意外にも、
離婚している場合、本当に法律的な離婚かどうかを証明しなければならない。
はじめはこの意味が分からなかった。カトリックでは離婚は原則としてないからだろう。
離婚経験者は「役所の証明書を出せ」と言われるから注意しよう。
こちらとしては面食らうのだが、この場合は戸籍謄本」を出せばいい。ここには婚姻から離婚まで一連の流れが表示されているからだ。すべて漢字だらけで相手は読めないだろうが、うやうやしい書類を見ると相手は信じてくれる。

 ちなみにフィリピンの人たちと雑談していて驚いたのだが、フィリピン人がいう「離婚してる」という言葉は、本当の離婚ではなく別居している場合をいうことが多いということだ。さらに驚くのは、いわゆる彼らのいう「離婚」をして、別居して、別の男の子供を産むことになっても、それは別に驚くことではないということだ。実際に私は当事者(そういう経験者)の男女それぞれと知り合い話を聞いたから間違いない。現地人と結婚して子供を作り「離婚」して、日本人の子供を産んだ、などという事例は珍しくも何ともないということだ。
  日本の場合は、「はい、私はちゃんと離婚しています」という証明ができるので、そのために戸籍謄本を出すわけだ。 でもコンドミニアムを買うことと離婚しているかどうかは関係ないはずだから、どうでもいいと思うんだけどなぁ。

 このあと契約書類になるがこれはまた別の機会に。

「申込書」に所定の事項を記入したら、サインをする。このサインは通常すべてのページにサインをする。また、サインはパスポートに書かれたのと同じものを書く。つまり、日本語の氏名を書けばいい。

 よだんであるが、フィリピン人から見ると、日本語でさらさらっと漢字を書くのがかっこよく写るようだ。




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